無題

 

もう1年くらい経ったのと、

このブログはほぼ閲覧もなく独り言となっているので、

自分のために書き記す。

これはGood ScarPのオーナーとしてではなく、

個人、小笠原健人として。


遡ると、もう5年ほど前になる。

よくお店に遊びに来てくれていた同い年のお客様がいた。

彼はいつかお店を持ちたいと言って、

仕事をしながらオンラインストアの運営もしていた。


お店を持つことへの少しでも手助けになればと、

うちの店でよく彼のPOP UP STOREを開催したし、

彼もまた、僕に色々な情報をくれた。良い関係だった。


そして去年の話になる。

当時うちにはスタッフがいた。

彼のおかげで、ひとりじゃなかなか難しかった、

外での活動を積極的に行えていた。

ただ、彼は自分だけが店頭に立ち、僕がお店にいないことが不満だったようで、

お店を辞めたいと言った。

彼がうちで働き出してから3ヶ月、7月のことだった。


ちょうどその頃、8月の頭の1週間で、外でのイベントが決まっていた。

その時期に店を空けておくのはもったいないと思ったので、

前述した、オンラインストアを運営している彼に、

POP UP STOREの打診をした。快諾してくれた。


そのこともあったので、スタッフには8月はいて欲しいとお願いした。

彼はしぶしぶ了承してくれた。


そして、1週間のPOP UP STOREが終了した。

僕は外で、彼とスタッフは僕のお店で、

それぞれのイベントが終了した。

8月末を待たずに、スタッフの彼は辞めたいと言った。

僕はそれを了承した。


8月も終わりに近づいた頃、

オンラインストアを運営する彼のインスタに、

"9月に実店舗を出します!場所は秦野です!"

とのポストがあった。

僕は何も聞いていなかったので驚いた。


正直、喜びよりも"なぜ言ってくれなかったんだろう?"

というムシャクシャした気持ちになった。


さらに驚いたことに、

イベント後に突然辞めたスタッフの彼が、

そのお店で店長として働くという。


本当に驚いた。

やられた。と思った。


彼のお店にいくお客さんは、ほぼ共有していた、

というのも、彼は僕のお店のPOP UPでお客さんを付けてきたので当然である。


彼のお店がオープンして遊びに行ったお客さんたちは、

6割ほどが僕のお店には来なくなった。

むしろ避けられていた。

程なくして、お店を運営している彼にはブロックされた。


負けたくない。

逃げたら負けだ。と思っていたが、

どうしても気を病んでしまい、お店を辞めて、

秦野から出ることにした。

この街のみんなに嫌われている気がしていた。


全く馴染みのないこの街では、

誰からの目も気にならない。

気持ちは晴れたが、1からの、いや、0からのスタートに苦戦している。


でも俺は負けない。

あの時逃げたのは、間違ってなかったんだって。

あれは勝利の逃げだったんだって。

自分に言い聞かせて生きる。


そして反面教師的に、

僕は横のつながりを大切にする。

誰のことも裏切らない。


いつかあの彼も一緒に、

みんなでHappyに話せることを願っている。





コメント

人気の投稿